ソウちゃんへ


この手紙を出すのはいつになるかな?


今は高校2年の夏休みです。

書いてるこの手紙があたしが入院した時用です。


フェス楽しかったね!!

あたしライブって生まれて初めて見たよ。

ほら、親がそういうものを見てのOK出してくれる年齢にはあたしは既にこの病気を抱えていたから。

やりたい事がいっぱいあるのに出来ないって諦めてた事ってたくさん。


でも、ソウちゃんといると諦めてた事がたくさん出来てすごく不思議な気持ちと嬉しい気持ち。

ソウちゃんといると何故か何でも出来る気がします。

大事な人が隣で支えてくれるってすごく不思議だけどありがたい。

ソウちゃんは世界一大事な存在だけど、魔法使い?サンタさん?って思う時があります。

一緒にいるとワクワクする事や楽しい事がいっぱいあるから。


だから余計に悩む時があるの。


あたし負担じゃないかな?って。


これは入院した時用の手紙だから、今頃ソウちゃんは心配してるはず。

あたしのせいで悩んでいるはずなの。


ごめんね、いつも思っている。


ソウちゃんはごめんねって言うと怒るけど、やっぱりどうしてもそう思っちゃうよ・・・。


あたしの事、負担じゃない訳がないと思う。。


親でさえ負担に思うんだから、高校生のソウちゃんにはもっと負担なはず。


でも、ワガママなあたしは「もういいよ」って離す事が出来ない。


だからごめんねって思うしか出来ないんだよね。