ロックが好き。
何でも聴くけど、このバンドの曲は歌詞が特に好き。
何か暗い歌詞だったりするんだけど、そこには何となく希望があって・・・。
メンバーは全員統一性がない感じ。
ちょっとオタクに見える太ったベース。
イケメンだけど派手派手で個性丸出しのギター。
リーダーがドラムで英語ペラペラな小柄な女の子。
そしてギターボーカルのちょっと線の細いイメケンの彼が作詞作曲をしている。
初期の曲はわけわかんない日本語の歌詞だったりしたけど、最近は英語で歌う曲が増えている。
最近わかった情報ではこのギターボーカルも英語がペラペラだって事実。
まだインディーズにもなっていない頃、初ライブはアメリカのバーだったっていうちょっと変わったバンド。
今でもインディーズのレーベルに所属していて、アルバムが出来ない限りライブはしない。
リーダーがバックパッカーが趣味みたいですぐにどっか行っちゃうから活動ってフェスかライブばっかり。
あんまり有名ではないけど、邦楽のロックが好きな子でこのバンドを知らない人ってほとんどいないかも。
活動は東京でもするけど、全員の故郷の札幌が拠点。
だからツアーのファイナルは必ず札幌なんだよね。
いつか行ってみたかったライブ・・・。
このフェスで初めて見れて、おまけにボーカルのシークレットなんて幸せすぎる。
ラストの曲はライブでもあんまりやらない曲。
『えーと、これは初めて曲を作ったヤツです。知らん人の方が多いだろうけどね、簡単に言えば絶望の中にも希望ってあるんじゃない?みたいな曲です』
そう言ってギターを弾き始めた。
「オレ、この曲知らんかも・・・」
ソウちゃんが言った。
そうだよね、これってデビュー前の曲だし売れるずっと前のアルバムに入っている曲だもん。