ドキドキして寝れないかと思ったけど、ソウちゃんの規則正しい心臓の音を聞いていたら自然に寝てたみたいで・・・、
目が覚めると、明日香があたしの横で、幹太くんがソウちゃんの横で爆睡していた。
ソウちゃんもあたしをしっかり抱きしめたまま爆睡中。
時計を見ると、まだ朝の6時。
ソウちゃんの腕からすり抜けてテントから出ると、ほとんどの人は寝てるみたいですごく静か。
(今のうちにシャワー入ってこようかな?)
そう思って、着替えを持ってシャワーブースに向かう。
さっさとシャワーから出て戻ると、昨日の残骸を片付けているソウちゃん。
くわえタバコで鼻歌なんて歌っている。
「おはよー」
声をかけるとビックリしていた。
「タバコ、隠す事ないのに」
「別に隠すワケじゃないんだけど、ルウコの身体に悪いから禁煙しようかなって」
「してないじゃん」
あたしが笑うと困った顔。
「いいよ、吸ってても。でも室内ではやめてね?外で吸うなら大丈夫」
2人で空き缶やらなんやら片付けていると、
「ルウコって結構寝言言うのな」とクククて笑った。
「え!?ウソ!?てか、ソウちゃん先に寝てたじゃん!」
真っ赤になるあたしを見てニヤっとする。
「寝た振りに決まってるじゃん。可愛かったなー」
そんなソウちゃんの頭を叩いて2日目が始まる。