何だかわけのわからいまま1日目が終了しそう。


シークレットを見に行った4人が戻ってきたからあたしはとっとと寝る事にした。


(うっせーな、寝ろよ)


と思いながら寝袋の中にいたら、ソウちゃんがテントに入ってきた。


「寒くない?」と言いながらバッグの中からフリースを出してあたしの上にかけた。

自分もパーカーを着て、あたしの横にゴロンと転がる。


「友達いいの?」


「いいの、うるせーし。テントに残して便所とか行ったらアキトが入ってくる」


「トイレ行かないの?」


「ルウコがテントに入る前に行ったから」


「ふーん・・・、寝るの?」


あたしが言ったと同時に「あ!」と何か思い出したみたいに起き上がってもう1個の寝袋を出した。


「ちょっと起きて」とあたしに言ってから、あたしの寝袋・・・ってソウちゃんのだけどともう1個を繋げた。


「これ繋がるの?」


ビックリしているあたしに「まぁねー」と得意そう。

あたしを横にならせて毛布をかける。

自分も隣に寝転んで自然に腕枕をする。


「はい、おやすみー」


ってギューって抱きしめられて、オデコにキスをされたけど・・・


(寝れない!!無理!!)


あたしが「ソウちゃん」と呼ぶ時にはもう寝落ちしていた。


テント外での大騒ぎを聞きながら、ちょっとだけくっついてみた。