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『彼』を初めて見たのは高校1年生の初夏。
学校帰り、教室から玄関までの道のりで通る渡り廊下を歩いていたら、
「危なーい!!」
という大声が聞こえてビックリして廊下から見えるグラウンドに目を向けた。
サッカーボールが勢いよく飛んできて思わずしゃがみ込むと、
「大丈夫ですか?」
と言う声が聞こえた。
ボールはあたしに当る事なく、彼の手の中にあった。
「平気です・・・」
と答えると、彼はニッコリと笑ってグラウンドへ走り去った。
その笑顔と元気に走り回る姿が、色のない世界にいたあたしを
一気に彩りのある世界へ引っ張った。
後でその話をしたら、キミは「憶えてないよ」って初めて会った時のままの笑顔で笑ったね。
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『彼』を初めて見たのは高校1年生の初夏。
学校帰り、教室から玄関までの道のりで通る渡り廊下を歩いていたら、
「危なーい!!」
という大声が聞こえてビックリして廊下から見えるグラウンドに目を向けた。
サッカーボールが勢いよく飛んできて思わずしゃがみ込むと、
「大丈夫ですか?」
と言う声が聞こえた。
ボールはあたしに当る事なく、彼の手の中にあった。
「平気です・・・」
と答えると、彼はニッコリと笑ってグラウンドへ走り去った。
その笑顔と元気に走り回る姿が、色のない世界にいたあたしを
一気に彩りのある世界へ引っ張った。
後でその話をしたら、キミは「憶えてないよ」って初めて会った時のままの笑顔で笑ったね。
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