なるべく平静を装って、


「話というのは何ですか?」


告白じゃなかったとしても、
雲の上のような存在だった達也くんと話せたことを喜ぼう。



「実は……あなたのことが」



あ、あたしが?
何?お願い、早く言って!


心臓がもたないよー!!



あー、ダメ。
気持ち悪くなってきた……。


周りの景色は歪んで見える。



ああ……達也くん……。