うそ、うそ、うそでしょ!?


達也くんに話し掛けられるなんて!!


パニックに陥ってしまうあたし。


見兼ねた達也くんが、
あわてて頭を下げた。


「す、すいません!急に呼び止めたりして!」


そんなっ、びっくりしたけど
謝るほどのことじゃないよ!

っていうか、普通に嬉しかったし……。


大丈夫、
と顔を上げるように言うと、
達也くんはホッとしたように笑った。



「実は…あなたに話があって」