重いのは、私の頭なのか体なのか、それとも――…雨の空気のせいか。
重たい気持ちはいつになったら晴れるんだろう。
「いつ、青空が見えるんだろう」
修弥を待っている間、そんなことばかりを口にしていた。
修弥を待つ間に今日の事を考えようとしても何も考えられなくて、雨の音が私の邪魔をするみたいにも思える。
うるさい。
何で今日はこんなにも降っているんだろう。
昨日もこんなに降っていたっけ?
「バカみたい」
同じ日を繰り返しているのに、何を考えているんだろう。
空は黒い雲に覆われていて私の今の気持ちと同じみたいだ。
晴れたいのに晴れない心がそう見せているんじゃないかとバカみたいな事まで考えてしまう。
――そんなこと、あるはずないのに。
繰り返し始めてから青い空なんて見てないのは当たり前だけど、じゃあこの前はいつ晴れていたのかも曖昧だ。
ずっとずっと空なんか見てない気もする。
苦しい気持ちはずっと前からあったから――…
辛い苦しい悲しい重い
繰り返し始めてからはもちろんだけど、それまでだってずっと感じていた様な気がする。
だけどもういつからか思い出せない。
毎日同じように適当に楽しく笑って過ごしていたはずなのに。