キミに手紙を書くのは実は初めてかもしれない。



キミはあたしの悩みを何でも手紙で解決しようとするところがありました。

でも、それは全然効果を発揮しなくてキミが「手紙でいいだろ」と言うと、

(また適当な事言って・・・)と半分呆れていました(笑)

でも、キミは「オレ様」な部分と結構ワガママな所があったので、文句を言いながらも仕方ないから実行してたんだよ。



そんなキミだけど、あたしのイジメが発覚した時、実はあたしより先にその事実を知っていた事を密かに友達に教えてもらいました。

性格上、随分悩んだんじゃないかな?

変わらずに接する。これがキミの答えだったんだね。

あたしには本当にそれがありがたかったんだよ。

イジメられると、誰も話しかけてこなくなる。でもね、突然、誰かに「おはよう」とか声を掛けられると泣きそうなくらいに嬉しくなるの。

そんな些細な事でも嬉しかったんだから、キミがあたしを「大事な友達」「親友」と呼ぶのがどれだけ嬉しかったかわかるかな?

それでキミがあたしのために怒ってくれた事、あたしの不甲斐なさとキミのどうにも助けてやれないって苛だだしい気持ちがあたしの背中を押してくれた。

後から教えてくれたでしょ?机に「死ね」って書かれた事、忘れられないって。

あたしも当然、生きてく上での傷だけど、その傷をキミも抱えてるとは思わなかった。



転校する時、何で言わなかったかって大喧嘩したけど、

「アフリカに行こうがどこに行こうが親友である事には変わりない」

そう言ってくれた時、すごく嬉しかった。

あたしの転校で段々と縁遠くなってはしまったけど、あたしの思春期になって

少し大人になりかけの初めての親友はキミです。

そして、それはずーっと今でも変わりません。

友情は永遠なんです。知ってた?