何だろう?どっかで見た事あるような・・・
お世辞にも決して美人とも可愛いとも言えないこの子に見覚えがある。
「メイさんと友達だって言うんで・・・」
黒服もちょっと当惑した顔だった。
あたしはその子をジロジロと眺めた。
「見た事あるかもね。で、あなた誰?」
その子はパっと明るい顔になり「ユカリだよ!高校の時、バイト一緒だったでしょ?」と言った。
(あー・・・、コンビニでバイトしてた時いたかも)
あんまりシフトが一緒になる事はなかったけど、確か同じ歳だった。
「ユカリちゃん。うん、記憶にあるよ」
あたしはニッコリ笑った。
「知ってる人いて良かったー。私、前の店でも人間関係上手くいかなくて・・・」
ユカリが安心した笑顔で喋りだした途端にあたしは被せるように言った。
「でも、あたしは「メイ」だから。本名呼ぶのやめてくれない?それに、ここではあなたは新人。ウチの店、上下関係はしっかりしてるの。そこは守ってくれないと困る」
あたしの言葉にユカリは唖然とした。
「あんたも」
あたしは黒服に言った。
「あたしの事、知ってるとか何とかで面倒な事させないでよ。疲れる」
自分の定位置に座ると
「メイ怖いわー」
と声がした。
「あ、マリナさん。おはようございます」
この店、NO.1のマリナさんが笑っている。
「友達なんでしょ?冷たいねー」
タバコに火を点けながらマリナさんは言った。
「上下関係はハッキリさせるって言ったのマリナさんでしょ?」
「あははは、そうだった。忘れてた」
あたしがこのお店に入った時、あたしの教育係になったのがマリナさんだった。
「それに、あの子、ユカリちゃんは多分・・・」
「あの見た目なら『脱ぎ専門』になるだけだからね」
あたしの言葉の続きをマリナさんが言った。
お世辞にも決して美人とも可愛いとも言えないこの子に見覚えがある。
「メイさんと友達だって言うんで・・・」
黒服もちょっと当惑した顔だった。
あたしはその子をジロジロと眺めた。
「見た事あるかもね。で、あなた誰?」
その子はパっと明るい顔になり「ユカリだよ!高校の時、バイト一緒だったでしょ?」と言った。
(あー・・・、コンビニでバイトしてた時いたかも)
あんまりシフトが一緒になる事はなかったけど、確か同じ歳だった。
「ユカリちゃん。うん、記憶にあるよ」
あたしはニッコリ笑った。
「知ってる人いて良かったー。私、前の店でも人間関係上手くいかなくて・・・」
ユカリが安心した笑顔で喋りだした途端にあたしは被せるように言った。
「でも、あたしは「メイ」だから。本名呼ぶのやめてくれない?それに、ここではあなたは新人。ウチの店、上下関係はしっかりしてるの。そこは守ってくれないと困る」
あたしの言葉にユカリは唖然とした。
「あんたも」
あたしは黒服に言った。
「あたしの事、知ってるとか何とかで面倒な事させないでよ。疲れる」
自分の定位置に座ると
「メイ怖いわー」
と声がした。
「あ、マリナさん。おはようございます」
この店、NO.1のマリナさんが笑っている。
「友達なんでしょ?冷たいねー」
タバコに火を点けながらマリナさんは言った。
「上下関係はハッキリさせるって言ったのマリナさんでしょ?」
「あははは、そうだった。忘れてた」
あたしがこのお店に入った時、あたしの教育係になったのがマリナさんだった。
「それに、あの子、ユカリちゃんは多分・・・」
「あの見た目なら『脱ぎ専門』になるだけだからね」
あたしの言葉の続きをマリナさんが言った。