夕食のあとは、いつも恵美と2人で片付けをする。まぁ、両親も大変だしそれくらいしなきゃバチがあたる。公立高校を出て就職した姉と違って、私立に通い続けるであろう私はあからさまに『金食い虫』だからだ。
泡をよく流しきれていない恵美に注意しながら洗い物を終えると、しばらくはリビングでみんなでくつろいだ後、
「おやすみ」
を告げて、私は部屋へと戻る。
ベッドの上に投げ出してあった携帯がチカチカとメールの受信を知らせる。
菜穂からだった。
『宿題はめんどくさいね。でも、大人になるのとどっちがめんどくさいのかな?』
菜穂らしいメールに思わず笑ってしまう。
携帯でアラームをセットし、私は明日の授業の準備をする。時計を見るとそろそろ22時。FMを再びつけると、私は布団にもぐりこんで部屋のライトを消した。
大好きなラジオを聴きながら眠りにつくのが、私は大好きだった。
泡をよく流しきれていない恵美に注意しながら洗い物を終えると、しばらくはリビングでみんなでくつろいだ後、
「おやすみ」
を告げて、私は部屋へと戻る。
ベッドの上に投げ出してあった携帯がチカチカとメールの受信を知らせる。
菜穂からだった。
『宿題はめんどくさいね。でも、大人になるのとどっちがめんどくさいのかな?』
菜穂らしいメールに思わず笑ってしまう。
携帯でアラームをセットし、私は明日の授業の準備をする。時計を見るとそろそろ22時。FMを再びつけると、私は布団にもぐりこんで部屋のライトを消した。
大好きなラジオを聴きながら眠りにつくのが、私は大好きだった。