「ただいまー」
家につくと、まずは台所へ向かう。
いつものように、姉の恵美が夕食の準備をしてる。恵美は私とは年の離れた姉妹で、すでに19歳で社会人だ。といっても、半年後に結婚が決まっており、社会人といっても今はパート勤務をしながら家事を学んでいるそうだ。
「おかえり。さむかったでしょう」
恵美がそう言いながら差し出した手に、私はお弁当箱をのせる。いつものことだ。
「うん、駅からの道がこたえるね。お姉ちゃん、今日の夜ご飯なに?」
「今日はお鍋にしよっかなーって」
台所には大きなお皿に白菜や鶏肉が盛り付けられている。白菜の緑色が照明の中きれいに見える。
・・・ん?緑?
ふと、目線をシンクに移すと・・・。
「お姉ちゃん、白菜の白い部分なんで捨てるの?」
「だって、これ食べれるの?」
ゴミを見るかのように恵美は白菜の残骸を指差す。
「あのねぇ。ここがおいしいんだよ。いいからこれも入れてね」
「そうなのかなぁ・・・」
ブツブツ言いながら恵美は、捨てるつもりだったであろう白菜の白い部分を洗いだす。
家につくと、まずは台所へ向かう。
いつものように、姉の恵美が夕食の準備をしてる。恵美は私とは年の離れた姉妹で、すでに19歳で社会人だ。といっても、半年後に結婚が決まっており、社会人といっても今はパート勤務をしながら家事を学んでいるそうだ。
「おかえり。さむかったでしょう」
恵美がそう言いながら差し出した手に、私はお弁当箱をのせる。いつものことだ。
「うん、駅からの道がこたえるね。お姉ちゃん、今日の夜ご飯なに?」
「今日はお鍋にしよっかなーって」
台所には大きなお皿に白菜や鶏肉が盛り付けられている。白菜の緑色が照明の中きれいに見える。
・・・ん?緑?
ふと、目線をシンクに移すと・・・。
「お姉ちゃん、白菜の白い部分なんで捨てるの?」
「だって、これ食べれるの?」
ゴミを見るかのように恵美は白菜の残骸を指差す。
「あのねぇ。ここがおいしいんだよ。いいからこれも入れてね」
「そうなのかなぁ・・・」
ブツブツ言いながら恵美は、捨てるつもりだったであろう白菜の白い部分を洗いだす。