部活動は、私立ということもあり参加するかどうかは個人に任せられている。
私も1年生の頃には『美術部』に菜穂と属していたが、菜穂が受験勉強のため退部すると同時に便乗して辞めてしまった。クラスメイトは、半分以上が部活動をしており、終礼のチャイムとともに、みながそれぞれの部室へと散ってゆく。
家が近くの菜穂とは校門で別れることになり、クラスメイトの数人と駅までは一緒だが、それも改札口ではバラバラになってしまう。
夕暮れのホームに立つと、訳もなくなぜか思考回路がショートする。ホームから見える景色をただただぼんやりと眺めるだけで、他のことは何も考えられなくなる。同じ学校の制服や疲れ果てたサラリーマンの中、電車が来るまでの間、息をしているかどうかも忘れるほどぼんやりとして過ごす。
そして、私は、そういう時間をとても愛しくも思う。
私も1年生の頃には『美術部』に菜穂と属していたが、菜穂が受験勉強のため退部すると同時に便乗して辞めてしまった。クラスメイトは、半分以上が部活動をしており、終礼のチャイムとともに、みながそれぞれの部室へと散ってゆく。
家が近くの菜穂とは校門で別れることになり、クラスメイトの数人と駅までは一緒だが、それも改札口ではバラバラになってしまう。
夕暮れのホームに立つと、訳もなくなぜか思考回路がショートする。ホームから見える景色をただただぼんやりと眺めるだけで、他のことは何も考えられなくなる。同じ学校の制服や疲れ果てたサラリーマンの中、電車が来るまでの間、息をしているかどうかも忘れるほどぼんやりとして過ごす。
そして、私は、そういう時間をとても愛しくも思う。