昼休みは、たいてい菜穂と窓から校庭をながめながらおしゃべりをして過ごす。
「菜穂ってさ、将来どうすんの?」
「なに、それ」
「いやぁ・・・受験までして何になりたいのかな、って」
視線は校庭に向けたまま話す。
菜穂は、
「うーん」
と、私を見てしばらく考えた後、
「わかんないなぁ。受験だって、朝も言ったけどシャレで受けるようなもんだしね。カナは?何かなりたいものあるの?」
と言った。
「私も分からないなぁ。でもさ、みんな大人になったら仕事するわけでしょ?どうやってなりたいものを見つけたんだろう、って不思議に思うんだよね」
「あー、それなんか分かる。なりたい職業になれてる人ばっかじゃないだろうけどね」
「菜穂ってさ、将来どうすんの?」
「なに、それ」
「いやぁ・・・受験までして何になりたいのかな、って」
視線は校庭に向けたまま話す。
菜穂は、
「うーん」
と、私を見てしばらく考えた後、
「わかんないなぁ。受験だって、朝も言ったけどシャレで受けるようなもんだしね。カナは?何かなりたいものあるの?」
と言った。
「私も分からないなぁ。でもさ、みんな大人になったら仕事するわけでしょ?どうやってなりたいものを見つけたんだろう、って不思議に思うんだよね」
「あー、それなんか分かる。なりたい職業になれてる人ばっかじゃないだろうけどね」