「あ、お母さん、私。うん、そろそろ帰るよ。あのね、カナがね北海道に行くんだって。私も行っていい?」
母親にかけているのか。どうせムリに決まってるのに。
「うん、そう。2泊3日だってさ。そうだけど・・・」
ほら、ムリって言われてる。
「勉強ばっかよりも息抜きしろってお母さん言ってたじゃない。もう決めたの。うん、うん、はーい。じゃあ、後でね」
電話を切った菜穂が私を見てにっこり笑う。
「お母さん、行っていいってさ」
・・・菜穂の頑固さは誰よりも親が知っているってことか。
それから、私は小浜と優斗に連絡をし、小浜が旅行会社に急いで電話をしてくれた。幸い不況のせいか旅行会社は夜まで受付をしてくれたらしく、1名追加の予約変更もすんなりいったらしい。
こうしてあさってから4人で札幌に行くことが決定した。
母親にかけているのか。どうせムリに決まってるのに。
「うん、そう。2泊3日だってさ。そうだけど・・・」
ほら、ムリって言われてる。
「勉強ばっかよりも息抜きしろってお母さん言ってたじゃない。もう決めたの。うん、うん、はーい。じゃあ、後でね」
電話を切った菜穂が私を見てにっこり笑う。
「お母さん、行っていいってさ」
・・・菜穂の頑固さは誰よりも親が知っているってことか。
それから、私は小浜と優斗に連絡をし、小浜が旅行会社に急いで電話をしてくれた。幸い不況のせいか旅行会社は夜まで受付をしてくれたらしく、1名追加の予約変更もすんなりいったらしい。
こうしてあさってから4人で札幌に行くことが決定した。