しばらくしてようやく落ち着いてきたのか菜穂はポツリポツリ話し出した。
「私、いつも一番最初に教室にいる」
「うん、知ってるよ」
「勉強するため・・・じゃないの」
「え?」
菜穂はいつでも一番最初に教室について、予習や復習をしているのだ。それが、違う?
スカートを払いながら立ち上がった菜穂は、それでも顔はうつむいたまま。
「私、会いたくて・・・だから、最初に教室に行くの」
外国人のカタコト日本語じゃあるまいし。なにがなんだか分からない。でも・・・会いにいくとすれば・・・教室で2番目に会うのは・・・私だ!
まさか、私のことが好き・・・とか?
おそらく、私の顔は青ざめていたのだろう。菜穂は、私の表情を上目遣いで見て急に笑い出した。
「カナに会いたくて、じゃないから。これでもノーマルな女の子だからねっ」
「私、いつも一番最初に教室にいる」
「うん、知ってるよ」
「勉強するため・・・じゃないの」
「え?」
菜穂はいつでも一番最初に教室について、予習や復習をしているのだ。それが、違う?
スカートを払いながら立ち上がった菜穂は、それでも顔はうつむいたまま。
「私、会いたくて・・・だから、最初に教室に行くの」
外国人のカタコト日本語じゃあるまいし。なにがなんだか分からない。でも・・・会いにいくとすれば・・・教室で2番目に会うのは・・・私だ!
まさか、私のことが好き・・・とか?
おそらく、私の顔は青ざめていたのだろう。菜穂は、私の表情を上目遣いで見て急に笑い出した。
「カナに会いたくて、じゃないから。これでもノーマルな女の子だからねっ」