日曜日の朝は遅くまで寝ていられるはず。
いつもなら目が覚めても、すぐに布団にもぐりこむのだが、今日は9時に目が覚めたあとは再び睡魔がやってくることはなかった。
部屋の暖房を入れ、あたたまるまで布団の中でぼんやりする。
「今頃、涼子さんどこにいるんだろう・・・」
よく考えると、毎日のように会っていた涼子について、私は知らないことが多すぎる。電車の中で話はしているが、今思い返すと毎日どんな話をしていたのかも覚えていない。
弟である優斗の話はよく出るが、母親のことや、ましてや父親が亡くなっていることすら昨日小浜に聞いて初めて知ったくらいだ。
涼子が家出するほど悩んでいたのにそれすら知らなかったなんて、と自分を責めてしまう。
部屋が暖気につつまれだしたので、カーディガンを羽織ってベッドに腰掛けた。タイミング良く携帯が震える。
短く途切れるバイブ、これはEメールだろう。
いつもなら目が覚めても、すぐに布団にもぐりこむのだが、今日は9時に目が覚めたあとは再び睡魔がやってくることはなかった。
部屋の暖房を入れ、あたたまるまで布団の中でぼんやりする。
「今頃、涼子さんどこにいるんだろう・・・」
よく考えると、毎日のように会っていた涼子について、私は知らないことが多すぎる。電車の中で話はしているが、今思い返すと毎日どんな話をしていたのかも覚えていない。
弟である優斗の話はよく出るが、母親のことや、ましてや父親が亡くなっていることすら昨日小浜に聞いて初めて知ったくらいだ。
涼子が家出するほど悩んでいたのにそれすら知らなかったなんて、と自分を責めてしまう。
部屋が暖気につつまれだしたので、カーディガンを羽織ってベッドに腰掛けた。タイミング良く携帯が震える。
短く途切れるバイブ、これはEメールだろう。