XX年 12月20日 彼女に正式にプロポーズした。 彼女は泣きながら、うなずいてくれた。 僕はこれから、人一倍がんばろうと思う。 僕のせいで彼女は前の夫と離婚し、僕は那智くんから父親を奪ったのだから。 その埋め合わせができるくらい、がんばって、4人で幸せになろう。 ―――――――――― XX年 3月22日 同居が始まってからというもの、藍の機嫌が悪い。 とりあえず藍が納得するまでは、入籍は見送ることにした。 ちゃんと4人で話し合いたい。 きっとみんなで幸せになれる道があるはずだ。