「昨日もあんまり言うもんだから、いいかげんにして!ってキレちゃったの。もう、いっぱい泣いちゃった」


「それなの、ウチが聞きたいのは」


「え?」


私はあった出来事は省略して、確信だけを話した。

「ウチ、何があっても泣けないの。すっごくショックだったり、悲しかったり、怒っていたとしても、なぜか涙がでないの。きっと泣けば少しはラクになる気がしても、どうしても泣けないの」