朝、起きたとき、私はあまりの時間のなさに悲鳴をあげた。


やはり、寝不足がたたっているようで、こんな日に限って寝坊するなんて!


慌てて着替えて髪をとかしているとチャイムが聞こえた。


「光~!正彦くんよ~」
母の声が聞こえたが、それどころではない。コンタクトを入れていると、部屋のドアが開いた。