「ほんとにスッキリしたみたいだな」

正彦は安堵の表情を浮かべて、私を見上げている。



「うん。なんだかこんなにスッキリした気分、久々だ~」


思いっきり伸びをしてみた。



強がりでもなく、本当に体も気持ちも軽くなったような気がした。



それから、私たちはたわいない話をしながら家路についた。