しばらく笑ったあと、私たちはまた土手に腰かけた。


夕暮れは、次第に夕闇になり、果てには夜の黒が見えてきた。



長く沈黙





正彦が、私を見て尋ねた。

「区切りついたか?」



「うん、なんとなくスッキリしてる」



「なんか、オレにできることあるか?」



「いやぁ、別に…」


そう言いかけた時、私はまたあの鼻の痛みを感じた。