はじめて出逢った日からずっと、私はナツにあこがれていた。


ナツのようになりたい、とどこかで思っていた。



そしてそれは、海が空になれないように、どうやっても無理な事だと知っている。



ベッドに横になり天井を見上げた。



明日、ちゃんとナツにお礼を言おう…そんなことを思いながら、私は眠りについた。