香りは愛を隠せない―月見草の香る後宮で―

和風ファンタジー

完

狸小路/著
香りは愛を隠せない―月見草の香る後宮で―
作品番号
1795273
最終更新
2026/10/30
総文字数
26,273
ページ数
4ページ
ステータス
完結
いいね数
0

 山村で医者である叔父家族と暮らす涼風(すずか)は、様々な匂いをかぎわけられる能力を持っていた。
 貧しい叔父一家にとって涼風の特技を生かした香作りは贅沢ではあったが、叔父夫婦は快く協力してくれていた。
 涼風は叔父の娘である宵(よい)を妹としてかわいがっていた。病弱な宵を涼風はいつも守っていた。ふたりだけの秘密の香を作って身に着けていた。
 そんなある日、村が大火事に巻き込まれそこで家族は宵を失ってしまう。
 宵を守れなかったと後悔と哀しみに暮れた五年後、医官付きの女官となった涼風はこっそりと作っていた香が見つかり、罰を受けることになる。
 その罰が東宮付きの女官になるという、思ってもいなかった話で。
 香が好きな東宮のためにという名分で、仕事で調香ができるようになった涼風は其れなりに、毎日を楽しんでいた。
 そんなある日、火の神様を祀る祭事で東宮の様子がおかしいことに気が付いて--。

 涼風ーーーーーーー田舎育ちの元気な女官。調香が大好き。とっても匂いに敏感。
 宵ーーーーーーーー涼風が大切にしてきた妹。火事で生き別れてしまう。
 煌月(東宮)ーーー恐れ多いのであまり関わりたくないのに、神出鬼没する人。
 霧島ーーーーーーー東宮付きの筆頭女官。とても厳しいが理不尽ではない。涼風のめんどうをみてくれる。

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