優等生の鑑〜いつも笑顔の私を救ってくれたのは、誰よりも私のそばにいてくれた君だった〜

「……やっぱ、女子は瑠愛(るあ)だよね」
 球技大会の実行委員決め。
「瑠愛(るあ)、お願いできる?」
 やっぱりなー。
 そんな気がしていた。
 正直、やりたくない。
「……うん。いいよ」
「っしゃー!じゃあ、楽(らく)やってくれるってこと?」
「うん。誰もやりたい人がいないなら」
 男子は、楽(らく)に決定しそうだ。
「……えー。西壁(にしかべ)くんが相手なら、やりたかったなぁ」
 楽(らく)は人気者だ。
 多分、凜(りん)みたいに、楽(らく)に片想いしている女子もいるだろう。
 凜(りん)は、少し私を羨ましそうに見ていた。