優等生の鑑〜いつも笑顔の私を救ってくれたのは、誰よりも私のそばにいてくれた君だった〜



「え……?みづきが……?」
 そのことを聞いた時、本当に衝撃を受けた。
 みづきが、海で溺れて……。
 私の熱中症の処置をしていたから、誰も気づかなかったのだろう、と。
 楽(らく)が気付いた時、みづきは、必死に助けを求めていたそうだ。
 必死にもがいて、どうにかして生きようとしていた。
 ……でも、助からなかった。
 その話を聞いた時、私は真っ先に思った。
 ――私のせいだ。
 私が、熱中症になっていなかったら……。
 みづきは、助かった……?
 その思いが、体中を巡った。
 そのことが、忘れられなくなった。
 ……あの日からずっと、その後悔が、私を縛りつけている。