悪役令嬢に転生した干物女は酒の肴を食べたい。

 そのちゃぶ台が、ついに今日、屋敷に届くことになっていた。
 西洋ファンタジーなお屋敷に超絶不釣り合いな和の物体。

 荷台のホロを開けてみたらば、緩衝材代わりのワラの中にウサギ獣人の女の子がいた。

 目が合うなりこの通り大騒ぎなの。
 悪役令嬢だからツラが凶悪でごめんね。
 でも私は悪いことしたことないはずなのよ。
 顔は母上に似ただけなの。

 私の意識が目覚める前のことは知らないけれど、弟と母上のスパルタを見る限り、悪いことしていたとは思えない。
 顔だけで怖がられるって人生初めてだわー。 

 村長も荷台にルールーが隠れているなんて知らなかったようですごく驚いている。