悪役令嬢に転生した干物女は酒の肴を食べたい。

「こ、これは!」

「海外の親類から取り寄せた、ショチューというお酒ですわ。お酒なのに透明で、芳しいのです。クリティア様はお酒がお好きでしょう? 御礼として贈るなら、金一封よりはこういう珍しいお酒ほうがお好きかと思いまして」

「ありがとうヨイ様! すごく嬉しいわ! こういうの大好きよ!」

 さすがに母上とて、友からの贈り物を飲むなとは言うまい。

 ふへへへ。

 横目でジーニャをちらりと見る。

「わたくしは何も見ておりません」

「よし!」

 告げ口されないのであれば心置きなく飲める。 

「ヨイ様も一緒に飲みましょう」

「お礼として持ってきたのに、良いのかしら?」

「美味しいお酒は一人で飲むより、一緒に飲みたいわ」

 前にミラからもらったウローンティーもあることだし……。

 これはウーロンハイを飲めという女神からの啓示ね。

 ウーロンハイに合うオツマミも作りましょう。