悪役令嬢に転生した干物女は酒の肴を食べたい。

 多めに作ったけれど残らなそうね。ワイワイ食べていたら、母上がやってきた。

 ジーーーっと上から下まで私を見ている。

「どうしたんです、母上。母上も試食します?」

「ねえクリティア。こう言ってはなんだけど……その、あなた最近体型が……寸胴鍋みたいになってきたんじゃないかしら」

「!?」

 試食のたびに飲んでいたから、私の腹は見事に成長し、ビールっ腹に近づいていたのである。

 ダイエットをしなさいと言われて、やけ酒するしかなかった。