「コリン様。ミゲル・ミーティア様とミラ・ミーティア様がいらっしゃいました」
「ミゲルはともかく、ミラ様も??」
私はコリン、ヨイと顔を見合わせる。
マル秘の計画がバレた……?
まぁ、ミゲルって姉に勝てないからな。前世の年齢と今世の年齢と合わせたら40歳超えていると思うけど、年数増えたからって嘘や世渡りが上手になるわけではないらしい。
三人でゲストルームに行くと、ミラと、その横で膝を抱えて小さくなっているミゲルが待っていた。
ミラは私たちに深々頭を下げる。
「コリン様、クリティアお姉様、ヨイ様、ごきげんよう。話はミゲルから聞きました。わたくしのためにサプライズでお祝いしようとしてくださっていると。ありがとうございます」
「だからー、姉上が来ちゃったらサプライズの意味ないじゃん!」
来る途中の馬車でも口喧嘩していたのか、ミゲルは疲れ果ててヘロヘロになっている。
大人しそうに見えてミラはわりと強情である。
「水くさいですわ。お姉様の誕生日サプライズをしたときに、お姉様がおっしゃっていたでしょう? みんなで作るのも含めて楽しいって。だからわたくし、一緒に作りたいと思いました」
ミラはここにいる時点ですでにジャージ着用。気合いは十分だ。
満面の笑みで言われてしまったら、主賓は待っていてなんて言えない。
ヨイがクスクスと笑い出す。
「ミラ様らしくていいじゃないですか。お祝い料理、みんなで作りましょう、コリン様、クリティア様」
「あたしも賛成!」
「そうね。みんなでパーティーの料理、しましょう!」
そんなわけで、ミラとミゲルも加わって料理開始だ!



