悪役令嬢に転生した干物女は酒の肴を食べたい。


 赤飯を作れるなら、あずきバーやらアンミツやら作れるじゃない。

「いいわね。買うわ!」
「毎度アリィ!」

 いろんな種類のものを作ることを考えて、背負えるくらいたっぷり買った。
 赤飯以外のWASHOKU(わしょく)も作ったらコリンも喜ぶわね。コリンは和菓子大好きだから。

 私が買ったところでヨイとコリンも良さげなものをみつくろっていた。

「クリティアー! 見てこれ! 使えそうじゃない?」
「これも良さそうですよ。うちの領地特有のお祝い料理も作ったら喜んでもらえそうです」

 コリンは香りのいいハーブのたぐいを買い集めていた。
 ヨイも艶のいい野菜をみつくろっている。

「みんな買い終えたようなら、戻ってお祝い料理の試作をしましょう!」
「「おーー!」」

 食材を揃えた私たちの後方では、ミゲルがまだ屋台の肉を食べていた。
 くいしんぼだな本当に。