「どの食材も、いつも料理で使っているものなのに!! 組み合わせ一つでこんなにもかわるのか! うまい! うまい! パスタともうどんともちがうこの麺のコシ! 味が濃いめのスープがよくからむ!」
「あああっ! なんてことだ! 味わおうと思ったのにもう丼が空だ! でも美味しいんだから仕方ない。ミゲル様の仰るとおりだ。これは夜中に食べたい背徳感!」
デールは素早くすすり、一気に食べきってしまった。
クロムとミラとヨイは生粋の貴族として育ってきているから、やはり大きな音を立てて食べるのには抵抗があるようだ。
クロムはちょっとずつすすり、感動する。
「これは確かに、何種類もの味をキッチンカーで提供するのは大変だろう。スープ一種類でもこんなに時間をかけて作ったのだから。鶏の旨味が凝縮されていて、ジンジャーのおかげであと味がスッキリしている。いい味だ」
「うふふ。おいしいでしょ、そうでしょうそうでしょう! 私たちの領地で栽培している鶏だからね。良い餌を使って平地栽培した鶏は味が違うわね。領民に感謝ね、クロム」
「はい」
ミラもヨイもおかわりするくらい気に入ってくれて、なんとグルメフェス当日はミーティアとユージーン、チョコザイナーもラーメン屋台を出すことになった。
ミーティア家は豚骨ラーメン、ユージーンは海鮮味噌ラーメン、チョコザイナーは塩ラーメン。
日本だって都道府県によって全然違うラーメンが流行っているから、イイわね、フェスのラーメン祭!



