悪役令嬢に転生した干物女は酒の肴を食べたい。


 私とクロム、使用人じゃ試食するにも限度があるから、王子以外のジャージ隊に集まってもらった。
 試作と試食手伝いをお願いしようと思ったんだけど。

 三郎系とあっさりラーメン。ミゲルとコリンの好みが全く違う。
 
 二人は自分の推しラーメンのほうが良いと言い合い、バチバチ火花をちらしている。

「あなた達のラーメンの好みはわかったけど、私が作るのはどっちでもないわ」
「「ええええええっ!!?? なんで!!!」」

 さっきまで喧嘩していたのに声を合わせる二人。私はきっぱりはっきり答える。

「フッフッフ。甘いわ。ミゲル、コリン。私は味噌バターコーン派なんだ! ラーメンにバターコーンをのせないなんて言語道断!」
「ダメダメ絶対ダメ! コーンで甘くなっちゃうじゃんか! おれチャーシュー山盛りの背脂たっぷり、しょっぱめのやつ夜中に食いたいんだよ!」
「背徳ぅー!! そんなの太るじゃない! 背脂だらけなんてあたし絶対許さないんだから! あっさりさっぱりしたラーメン以外認めない!!」