悪役令嬢に転生した干物女は酒の肴を食べたい。

「お嬢様。ホースラディッシュもWASHOKU(わしょく)に使えるんですか」

「もちろん。醤油、味噌がWASHOKU(わしょく)の必須アイテムだとしたら、ホースラディッシュはこの二つを支える最強のサポーターなの!」

 マイキッチンに立ち、デールがメモを片手に待機する。デールに伝授すれば日常食に出してくれるから覚えてもらわねばならぬ。

 ワサビを粗切りとすりおろしニ種用意し、醤油に混ぜる。
 ぶつ切りした茹でタコ足と和えたら出来上がりぃ!!

「完成、たこわさ!」

「おおおおおっ! シンプル、それでいていい香りでよだれが出てくる!」

 ついでに白飯と醤油タレ焼き鳥、ビールを添えて、いただきまーーーーす!!!!

「くぅーーーー! きぅくう!! うめぇ! ぷりっぷりでコリコリで、辛っ。米だ米! ご飯も食べなきゃ!」

 ピリッと舌先にくる辛味、鼻を抜けるこの感覚。

 タコの歯ごたえと醤油の香りも最高である。

 そんでもってネギマと軟骨焼き鳥もうまい!
 
 白飯も一緒に頬張ってらビールで一気に流し込む。
  デールもいつもの試食以上に目が輝いている。辛いもの好きなのかもしれん。

「タコ焼きもいいですが、こちらはよりタコの食感が活きますね! なんて刺激的で美味しいんだ! これはバゲットに合わせてもワインが進みます」
「そうなのよ! 洋食にも合うの!」