悪役令嬢に転生した干物女は酒の肴を食べたい。

 炒めて油が馴染んだら、出汁を入れて煮込むべし煮込むべし。

「くー! いいにおいね! あたし、お腹空いてきた」
「ご飯の鍋もそろそろ火にかけるわよ」
「いえーい! 白米と豚汁ー!」

 野菜に火が通ったら火を止めて味噌を溶かしこみ、刻んだネギをちらして完成!

 ご飯もいい感じに炊けた。

 ちゃぶ台に豚汁とご飯を並べて、ついでに白菜の浅漬けも添える。完璧に日本のご飯だわ!
 みんな揃って手を合わせる。

「いただきまーす!!」

 あー、久しぶりのお味噌汁。うますぎて泣ける。
 肉と大根に、にんじんとじゃがいもに、味噌の味がしみていてうま! にんにくもきいてる! 明日は臭くて人に会えなそうだ。ははは。

 一味唐辛子があったら更に美味いんだけどな。

「あー、白米と味噌汁うまー。おかわりおかわり!  味噌汁の匂いで食欲わくの日本人だからかな。豚汁ってこの肉の感じがいいんだよね。うすぎりでさー、たまにでかい塊あると嬉しい。そんで唐辛子振りたいよな。おれ今度市場に行ったら探してみようかな」
「あたしは大根多めのが好きー。大根うま!」