クリティアです。
合宿の夜。海辺にあるユージーン家の別荘にて。なぜか談話室に集まって百物語が展開されている。
今の語り部はミゲル。雰囲気を出すためだと言って部屋の灯りは落とされ、目の前にある魔法の光ランタン一つだけになっている。
ぼんやりしたランタンを囲んで円になって座る。
ミラは私の腕にすがりついて震えている。コリンとヨイは真剣な顔で聞き入っている。
クロムはわりと平気そうだ。
私は夏の世の怪談番組を見ながら笑ってビールを飲むタイプだから、平気。
「……それ以来、事故のあった時間にその浜辺を通ると、”助けて、助けて”という子どもの声が聞こえるようになったのです」
「きゃーーーー!!」
「わーーーー!」
ミラは真っ青、コリンはたぶん作り話だとわかっていてノッている。コリンの悲鳴だけわざとらしい。
「なかなか興味深いお話でしたわ」
ヨイはパチパチ拍手をする。怪談ナイトを楽しんでいるようでなによりだ。
「おかしいな。あの浜で海難事故があったなんて記録はここ数年ないはずなんだが」
クロムが空気を読まない発言をかます。
話の腰を折られてミゲルがへそを曲げた。
合宿の夜。海辺にあるユージーン家の別荘にて。なぜか談話室に集まって百物語が展開されている。
今の語り部はミゲル。雰囲気を出すためだと言って部屋の灯りは落とされ、目の前にある魔法の光ランタン一つだけになっている。
ぼんやりしたランタンを囲んで円になって座る。
ミラは私の腕にすがりついて震えている。コリンとヨイは真剣な顔で聞き入っている。
クロムはわりと平気そうだ。
私は夏の世の怪談番組を見ながら笑ってビールを飲むタイプだから、平気。
「……それ以来、事故のあった時間にその浜辺を通ると、”助けて、助けて”という子どもの声が聞こえるようになったのです」
「きゃーーーー!!」
「わーーーー!」
ミラは真っ青、コリンはたぶん作り話だとわかっていてノッている。コリンの悲鳴だけわざとらしい。
「なかなか興味深いお話でしたわ」
ヨイはパチパチ拍手をする。怪談ナイトを楽しんでいるようでなによりだ。
「おかしいな。あの浜で海難事故があったなんて記録はここ数年ないはずなんだが」
クロムが空気を読まない発言をかます。
話の腰を折られてミゲルがへそを曲げた。



