初田初斗ーー幼少期の姓は嘉神なのでここは初斗と呼ぼう。
初斗は幼少期から変わり者扱いされてきた。
小学一年生のとき、遠足で学校近くの公園に行った。
捕まえたバッタの足をもいで遊んでいたら先生に怒られた。
「平也くん、そんなことしたら可哀想でしょう!」
「ぼくは平也じゃなくて初斗だよ」
「ご、ごめんね、……ってそうじゃなくて、足を取ったらバッタさんが可哀想でしょう」
腰に手を当てて怒る先生のすぐ後ろでは、初斗と同じ組の女の子たちがシロツメクサを摘んで花冠を作っている。
「花はかわいそうじゃないの?」
「は?」
「花だって生きているのに、あの子たちには注意しないの? なんで花はちぎってよくて、虫をちぎっちゃだめなの?」
なに馬鹿なこと言ってんだコイツ、という顔をされたのは今でも忘れていない。
納得のいく答えはもらえなかったし、ほかの先生に聞いても「かわいそうなことをするな」と怒られるばかりだった。
初斗は幼少期から変わり者扱いされてきた。
小学一年生のとき、遠足で学校近くの公園に行った。
捕まえたバッタの足をもいで遊んでいたら先生に怒られた。
「平也くん、そんなことしたら可哀想でしょう!」
「ぼくは平也じゃなくて初斗だよ」
「ご、ごめんね、……ってそうじゃなくて、足を取ったらバッタさんが可哀想でしょう」
腰に手を当てて怒る先生のすぐ後ろでは、初斗と同じ組の女の子たちがシロツメクサを摘んで花冠を作っている。
「花はかわいそうじゃないの?」
「は?」
「花だって生きているのに、あの子たちには注意しないの? なんで花はちぎってよくて、虫をちぎっちゃだめなの?」
なに馬鹿なこと言ってんだコイツ、という顔をされたのは今でも忘れていない。
納得のいく答えはもらえなかったし、ほかの先生に聞いても「かわいそうなことをするな」と怒られるばかりだった。


