初田は気分を害した様子もなく、せんべいを半分に割ってウサギの口に入れる。
「それじゃあ聞こうか。紹介状には、野良猫を解体して退学になったって書かれていたのだけど」
世間話をするかのようなのんびりした口調で聞かれ、コウキは初めて口を開いた。
「……確かに猫を解体したけど、たったそれだけのことで、なんであちこちの病院に連れて行かれないといけないのさ。どうせ放っておいても、保健所で殺すでしょ。要らないものを処分して何が悪いんだ」
コウキの表情に罪悪感はない。
なぜ精神科を渡り歩くことになっているのか、本人は理解していなかった。
「それじゃあ聞こうか。紹介状には、野良猫を解体して退学になったって書かれていたのだけど」
世間話をするかのようなのんびりした口調で聞かれ、コウキは初めて口を開いた。
「……確かに猫を解体したけど、たったそれだけのことで、なんであちこちの病院に連れて行かれないといけないのさ。どうせ放っておいても、保健所で殺すでしょ。要らないものを処分して何が悪いんだ」
コウキの表情に罪悪感はない。
なぜ精神科を渡り歩くことになっているのか、本人は理解していなかった。


