いいとこの娘にたかる時間をバイトに充てればかなり金がもらえるのにな、と平也は思っても口にしない。
平也が経営者なら、こんなゴミ雇わない。
「チクるなっつったのはテメエらだからな。ここで俺がなにしようが黙ってろよ」
足を軽く持ち上げ、平也の首元を掴んでいる粕田の足の甲にかかとを落とす。
「ぎゃ!」
人体の急所の一つ、足の甲。
他の部位よりも圧倒的な痛みを伴う。
悲鳴を上げ膝をついた粕田の膝頭に、さらに蹴り込む。
「よくも粕田を」
芥川がポケットから折りたたみナイフを出した。
百円ショップで売っていそうな安物。
刃に汚れがなく傷ひとつついていないところを見ると、脅し道具に持っているだけで一度も使ったことがない。
「白兎だったか。ちゃんと証言しろよな。ナイフを持ちだしたのはこいつらだって」
「えっ、は、はい」
呆然としている白兎が、なんとかうなずく。
返事を聞いてから、平也は芥川の手からナイフを奪い取ってふるう。
平也の身長は一八〇。
高校に入ってからも伸びているため、高校生にしては上背がある。
そして、生き物を殺し慣れた平也は、ナイフの扱いにも慣れていた。
平也が経営者なら、こんなゴミ雇わない。
「チクるなっつったのはテメエらだからな。ここで俺がなにしようが黙ってろよ」
足を軽く持ち上げ、平也の首元を掴んでいる粕田の足の甲にかかとを落とす。
「ぎゃ!」
人体の急所の一つ、足の甲。
他の部位よりも圧倒的な痛みを伴う。
悲鳴を上げ膝をついた粕田の膝頭に、さらに蹴り込む。
「よくも粕田を」
芥川がポケットから折りたたみナイフを出した。
百円ショップで売っていそうな安物。
刃に汚れがなく傷ひとつついていないところを見ると、脅し道具に持っているだけで一度も使ったことがない。
「白兎だったか。ちゃんと証言しろよな。ナイフを持ちだしたのはこいつらだって」
「えっ、は、はい」
呆然としている白兎が、なんとかうなずく。
返事を聞いてから、平也は芥川の手からナイフを奪い取ってふるう。
平也の身長は一八〇。
高校に入ってからも伸びているため、高校生にしては上背がある。
そして、生き物を殺し慣れた平也は、ナイフの扱いにも慣れていた。



