そんなわけで入学して最初、一学期の中間テストでは楽々全教科一位、学年総合一位をたたき出した。
昼休み。
貼り出された順位表を見て一喜一憂する同級生たちの横を素通りすると、同じ中学だった男子生徒が数名、平也を追ってきて学ランの肩を叩く。
「嘉神、さすがだな。中学でもずっと弟と一位争いしていたもんな」
「あいつの話題は出すな」
ひとことだけ返して再び歩き出す。
校庭の日当たりが良い場所にでも行って寝ていようと考えていた。
「んだよ、感じ悪いな」
「ほんと。俺たちのこと見下してんじゃね。あいつ大学付属の推薦も行けるって中学の担任に言われたのに蹴ったって話だし。わざわざこんな普通なとこくるなんてさ」
「弟の方はまだ親しみやすかったのにな。なんであいつの方がこの高校に来たんだよ」
鼻にかけていると思われるし、初斗と比べられるのは面倒なことこの上ない。
聞こえよがしに言われても、全て無視した。
昼休み。
貼り出された順位表を見て一喜一憂する同級生たちの横を素通りすると、同じ中学だった男子生徒が数名、平也を追ってきて学ランの肩を叩く。
「嘉神、さすがだな。中学でもずっと弟と一位争いしていたもんな」
「あいつの話題は出すな」
ひとことだけ返して再び歩き出す。
校庭の日当たりが良い場所にでも行って寝ていようと考えていた。
「んだよ、感じ悪いな」
「ほんと。俺たちのこと見下してんじゃね。あいつ大学付属の推薦も行けるって中学の担任に言われたのに蹴ったって話だし。わざわざこんな普通なとこくるなんてさ」
「弟の方はまだ親しみやすかったのにな。なんであいつの方がこの高校に来たんだよ」
鼻にかけていると思われるし、初斗と比べられるのは面倒なことこの上ない。
聞こえよがしに言われても、全て無視した。



