「何言ってんのよアリスちゃん。人生長いんだから、今から悲観するんじゃないの。アタシがいるし、ネルちゃんがいるし、初斗と、コウキもよく遊びに来てくれるし、蜻一おじいちゃんも喜んで撮ってくれるでしょうし。もっとたくさんの人と出会えるわよ」
「そう、かな」
うつむくアリスの肩を叩き、歩はスマホをカメラモードにして初田に投げ渡す。
「初斗、いいのを一枚よろしく」
「任されたよ」
肩を並べた歩とアリスが写真の中に収まる。
初田は撮れた画像を二人に見せる。
自分の写りが悪いことに、アリスは引いた。
乙女としてそれなりに理想の写りかたというものがあるのだ。
「あー! あたし目を瞑っちゃってるんだけど」
「それもまた思い出よ。アタシと初斗の時なんて使い捨てカメラだから撮り直しがきかなかったのよー」
「それは昔の話でしょ! 歩さんだって写りが悪かったら撮り直したいって思うはずだよ。撮り直してよ先生。デジタルだからできるでしょ」
出会って一年も経っていないのに、歩とアリスの息がすごく合っている。
とくに、アリスからは最初の頃の遠慮が消えている。すっかり元気になっていて、娘の成長を見守る父親のような心境だった。
「そう、かな」
うつむくアリスの肩を叩き、歩はスマホをカメラモードにして初田に投げ渡す。
「初斗、いいのを一枚よろしく」
「任されたよ」
肩を並べた歩とアリスが写真の中に収まる。
初田は撮れた画像を二人に見せる。
自分の写りが悪いことに、アリスは引いた。
乙女としてそれなりに理想の写りかたというものがあるのだ。
「あー! あたし目を瞑っちゃってるんだけど」
「それもまた思い出よ。アタシと初斗の時なんて使い捨てカメラだから撮り直しがきかなかったのよー」
「それは昔の話でしょ! 歩さんだって写りが悪かったら撮り直したいって思うはずだよ。撮り直してよ先生。デジタルだからできるでしょ」
出会って一年も経っていないのに、歩とアリスの息がすごく合っている。
とくに、アリスからは最初の頃の遠慮が消えている。すっかり元気になっていて、娘の成長を見守る父親のような心境だった。



