「笑い事じゃないよ歩。あのときはネコに食べられちゃうと思った」
「あんたみたいに図体がでかいの、ネコは食べないわよ」
歩は束の中から自分が写るものを選別して、手近にあった小箱に入れていく。
つきあいが二十年以上だから、その枚数はかなりのもの。
写真の中にいくぶん新しいものがあった。
ワンダーウォーカーを開店した日に撮影したもの。
歩と初田と、ネルが映っている。
「いいなあ。こんなふうに何年も一緒に撮れる友だちがいるの。写真を見て、あのときは楽しかったねって、あたしも言えたらいいのに」
中卒後に引きこもっていたアリスには、友だちと呼べる人が少ない。
思い出を語れる写真は、先日のお茶会で撮ったものだけ。
自分で選んだこととはいえ、思い出を共有できる人がいないことをアリスは寂しいと思った。
「あんたみたいに図体がでかいの、ネコは食べないわよ」
歩は束の中から自分が写るものを選別して、手近にあった小箱に入れていく。
つきあいが二十年以上だから、その枚数はかなりのもの。
写真の中にいくぶん新しいものがあった。
ワンダーウォーカーを開店した日に撮影したもの。
歩と初田と、ネルが映っている。
「いいなあ。こんなふうに何年も一緒に撮れる友だちがいるの。写真を見て、あのときは楽しかったねって、あたしも言えたらいいのに」
中卒後に引きこもっていたアリスには、友だちと呼べる人が少ない。
思い出を語れる写真は、先日のお茶会で撮ったものだけ。
自分で選んだこととはいえ、思い出を共有できる人がいないことをアリスは寂しいと思った。



