お茶会翌日、初田は昼下がりにワンダーウォーカーを訪ねた。
新商品を並べていた歩が、扉のベルに気づいて振り返る。
「あら初斗、いらっしゃい。なにか買いに来たってわけじゃないのよね」
「ああ。きのう母さんが帰り際、昔の写真を持ってきてくれたんだ。押し入れを整理していたら出てきたんだって。歩が写っているものもあるからあげようと思って」
アルバムが二冊と、アルバムに収まりきっていない写真の束が山盛り。
空いていたカウンターに広げる。
仕分けていない状態で持ってきたから、かなりの数がある。
「あ、先生いらっしゃい。ネルは一緒じゃないの?」
「こんにちは、アリスさん。ネルさんはお昼寝中だよ」
「そっか、この時間だもんね。それなに?」
「写真だよ。学生時代に撮ったものが多いんだ。歩、これは一緒に江ノ島に行ったときの。こっちのは鎌倉に行ったときの」
束の一番上に乗っていたのは、出会って間もない高一の頃の写真だ。
新商品を並べていた歩が、扉のベルに気づいて振り返る。
「あら初斗、いらっしゃい。なにか買いに来たってわけじゃないのよね」
「ああ。きのう母さんが帰り際、昔の写真を持ってきてくれたんだ。押し入れを整理していたら出てきたんだって。歩が写っているものもあるからあげようと思って」
アルバムが二冊と、アルバムに収まりきっていない写真の束が山盛り。
空いていたカウンターに広げる。
仕分けていない状態で持ってきたから、かなりの数がある。
「あ、先生いらっしゃい。ネルは一緒じゃないの?」
「こんにちは、アリスさん。ネルさんはお昼寝中だよ」
「そっか、この時間だもんね。それなに?」
「写真だよ。学生時代に撮ったものが多いんだ。歩、これは一緒に江ノ島に行ったときの。こっちのは鎌倉に行ったときの」
束の一番上に乗っていたのは、出会って間もない高一の頃の写真だ。



