「まさかレンに弟がいたなんてな。しかもこんなにそっくり。レン本人がドッキリを仕掛けている、んじゃないよな。あいつはそういうの好きじゃなさそうだし」
「双子なんです」
そこは事実なので初田はありのまま答える。
平也がどこまで身の上を話していたかは不明だから、手探りだ。
「両親が離婚して以来会ってなくて。居場所か、もしくは兄さんと連絡を取り合える人を知っていたら教えて欲しいんです」
「なんで会いたいのか、なんて聞くのは野暮だな」
「ええ。どうしても会って話がしたいんです。母さんも心配しています」
訳ありの人間が集まる街だから、突っ込んだことは聞いてこないのがありがたい。
初田に対してそうだということは、平也に対しても詳しく踏み込んだ話をしたことがないかもしれない。
鴉取はカクテルをカウンターに出し、視線を彷徨わせて照明に移す。
「双子なんです」
そこは事実なので初田はありのまま答える。
平也がどこまで身の上を話していたかは不明だから、手探りだ。
「両親が離婚して以来会ってなくて。居場所か、もしくは兄さんと連絡を取り合える人を知っていたら教えて欲しいんです」
「なんで会いたいのか、なんて聞くのは野暮だな」
「ええ。どうしても会って話がしたいんです。母さんも心配しています」
訳ありの人間が集まる街だから、突っ込んだことは聞いてこないのがありがたい。
初田に対してそうだということは、平也に対しても詳しく踏み込んだ話をしたことがないかもしれない。
鴉取はカクテルをカウンターに出し、視線を彷徨わせて照明に移す。



