隣の家の五歳児に「ネルちゃんへたっぴー」と言われて泣いている。
見るに見かねたのか、通りすがりの虎門が声をかけてきた。
「あの、根津美さん。どうしても自分でとりたいのでなければ、俺が取りましょうか」
「あわわわ、虎門さん! と、取れるんですか? こんなに難しいのに!」
「昔ナナにせがまれてよくやったから」
虎門は蜻一じいさんに百円渡し、器とポイを受け取った。水中を元気に動き回る金魚を目で追う。
「どれがいいです?」
「オレンジの子と三色斑の子と、黒い子、あと白い子がいい」
注文が多いが、虎門はあっという間にネルが指定した金魚を四匹ともすくい上げた。
見るに見かねたのか、通りすがりの虎門が声をかけてきた。
「あの、根津美さん。どうしても自分でとりたいのでなければ、俺が取りましょうか」
「あわわわ、虎門さん! と、取れるんですか? こんなに難しいのに!」
「昔ナナにせがまれてよくやったから」
虎門は蜻一じいさんに百円渡し、器とポイを受け取った。水中を元気に動き回る金魚を目で追う。
「どれがいいです?」
「オレンジの子と三色斑の子と、黒い子、あと白い子がいい」
注文が多いが、虎門はあっという間にネルが指定した金魚を四匹ともすくい上げた。



