「鍵巻き式の懐中時計なの。初斗にいさんは、あまり家から出ないから時計はいらないって言って持たないでしょ。お茶会するときには持っていないと困るじゃない。帽子屋さんなら懐中時計を持っていないとね、にいさん」
短冊に、外でお茶会をしたいと、平也が逮捕された先の願いを書いたから。
だからその未来のために用意してくれた。
目頭が熱くなり、涙が頬を伝う。
「に、にいさん?」
「ありがとう、ネルさん。はやく、これを持ってお茶会をしたいです」
「うん、みんなでお茶会しよう。お母さんと初音さんも呼んで、白兎先生も呼ぶの。すごく賑やかになるよ」
「楽しみです」
さっそく鍵でゼンマイを巻いて、時間を合わせる。
鍵巻き式懐中時計は毎日鍵をさす必要があるが、電池を必要としない。
手入れをきちんとすれば何十年と保つ。
何年後になるかわからないけれど、いつかこれを持ってお茶会をしよう。
そう二人で約束した。
短冊に、外でお茶会をしたいと、平也が逮捕された先の願いを書いたから。
だからその未来のために用意してくれた。
目頭が熱くなり、涙が頬を伝う。
「に、にいさん?」
「ありがとう、ネルさん。はやく、これを持ってお茶会をしたいです」
「うん、みんなでお茶会しよう。お母さんと初音さんも呼んで、白兎先生も呼ぶの。すごく賑やかになるよ」
「楽しみです」
さっそく鍵でゼンマイを巻いて、時間を合わせる。
鍵巻き式懐中時計は毎日鍵をさす必要があるが、電池を必要としない。
手入れをきちんとすれば何十年と保つ。
何年後になるかわからないけれど、いつかこれを持ってお茶会をしよう。
そう二人で約束した。



