「……そう、ですね。もう少し考えてみます」
「うん。初斗にいさんが平也さんを見つけたいって気持ちは痛いくらいわかるんだけど、にいさんの身の安全が第一だと思うの。無理だけは絶対にしないで」
「はい。肝に銘じます」
夕食を終えて、ネルがクローゼットの奥から小箱を持ってきた。
「明日は初斗にいさんの誕生日でしょう。歩さんにお願いして取り寄せてもらったの」
「ありがとう。そうか、もう誕生日なんだ。忘れていたよ」
レザーの黒い箱を開けると、中に懐中時計が入っていた。
アンティーク調のくすんだ金色で、文字盤の中央でゼンマイがまわっているのが見える。
派手すぎず、地味すぎない。
初田の好みをよく理解して選んでくれたのがわかる。
「うん。初斗にいさんが平也さんを見つけたいって気持ちは痛いくらいわかるんだけど、にいさんの身の安全が第一だと思うの。無理だけは絶対にしないで」
「はい。肝に銘じます」
夕食を終えて、ネルがクローゼットの奥から小箱を持ってきた。
「明日は初斗にいさんの誕生日でしょう。歩さんにお願いして取り寄せてもらったの」
「ありがとう。そうか、もう誕生日なんだ。忘れていたよ」
レザーの黒い箱を開けると、中に懐中時計が入っていた。
アンティーク調のくすんだ金色で、文字盤の中央でゼンマイがまわっているのが見える。
派手すぎず、地味すぎない。
初田の好みをよく理解して選んでくれたのがわかる。



