軽いノックの後、ネルが紅茶を運んできた。レモンの輪切りと砂糖ポットを添えてある。
「どうぞ。今日の茶葉はニルギリちゃんなんですよ〜」
「ど、どうも」
ネルが微笑むと、虎門は頬を赤くして縮こまり、ネルが退室してからティーカップを手に取る。
虎門はレモン汁を垂らして紅茶を飲み、表情のこわばりがいくぶん和らいだ。
「まあ、あまり深刻に考えないでください。走るのが得意な人、運動神経が鈍い人がいるのと同じような感じで、対人が苦手な人がいると言うだけの話です。医療においてそれが障害という分類にされているだけのこと。わたしも子どもの頃は異常な子って言われていました」
「異常って、そんなものかぶっているからでは」
わりと辛辣な突っ込みを聞いて、初田は笑いながら紅茶を飲む。
「どうぞ。今日の茶葉はニルギリちゃんなんですよ〜」
「ど、どうも」
ネルが微笑むと、虎門は頬を赤くして縮こまり、ネルが退室してからティーカップを手に取る。
虎門はレモン汁を垂らして紅茶を飲み、表情のこわばりがいくぶん和らいだ。
「まあ、あまり深刻に考えないでください。走るのが得意な人、運動神経が鈍い人がいるのと同じような感じで、対人が苦手な人がいると言うだけの話です。医療においてそれが障害という分類にされているだけのこと。わたしも子どもの頃は異常な子って言われていました」
「異常って、そんなものかぶっているからでは」
わりと辛辣な突っ込みを聞いて、初田は笑いながら紅茶を飲む。



