ネルから虎門の話を聞いていた初田は、時間を切り詰め、六月中に虎門の初診となった。
虎門は受付を済ませ、診察室に入ってすぐ硬直した。
「わたしが医者の初田です。虎門ケンゴさん。そのまま入ってください」
無言で扉を閉めた。
「……え、あの。根津美さん。変なウサギ男がいたんですけど」
「初田先生はウサギをかぶってますけど、ちゃんと医者ですよ」
ネット検索して口コミ40件、☆4.5という驚異の数字をたたき出していたので、どれだけ素晴らしい精神科なのかと期待してきたが、診察室にいたのはウサギ頭の男。
口コミはサクラだったのか、いや、二十件以上が「先生は変だけど腕は確か」という主旨のコメントだった。
変人はこういうことだったのかと知った虎門である。
「大丈夫。初田先生なら必ず力になってくれます」
ネルに背中を押され、虎門は意を決して診察室に入った。
虎門は受付を済ませ、診察室に入ってすぐ硬直した。
「わたしが医者の初田です。虎門ケンゴさん。そのまま入ってください」
無言で扉を閉めた。
「……え、あの。根津美さん。変なウサギ男がいたんですけど」
「初田先生はウサギをかぶってますけど、ちゃんと医者ですよ」
ネット検索して口コミ40件、☆4.5という驚異の数字をたたき出していたので、どれだけ素晴らしい精神科なのかと期待してきたが、診察室にいたのはウサギ頭の男。
口コミはサクラだったのか、いや、二十件以上が「先生は変だけど腕は確か」という主旨のコメントだった。
変人はこういうことだったのかと知った虎門である。
「大丈夫。初田先生なら必ず力になってくれます」
ネルに背中を押され、虎門は意を決して診察室に入った。



