傷の手当てだけをされても、ストレスの原因が解消されたわけではないから何度でも自傷を繰り返す。
その結果、安定剤を大量に服用するODに至った。
初田の目には、皐月がリナに依存しすぎているように見えた。
五十八という年齢の割に、自分がないというか頼りない。
アリスは腕組みしたまま、冷ややかな目で母親を見据えている。
「お母さん、忙しいと理由をつけて、なんでもかんでもリナさん任せにしてはいけません。リナさんにはリナさんの人生を歩む権利があるのです。親なら自分で考えて、アリスさんと向き合ってください」
「な、なんでそんなこと言われなきゃならないのよ。反抗して迷惑をかけてばかりのアリスより、リナちゃんを可愛く思って大切にするのは悪いことなの?」
「限度というものがあります。例えばリナさんが結婚して家を出た後、自分の家庭を持った後にもずっとそうやってリナさんによりかかるつもりですか?」
皐月は迷子になった幼子のような顔で目尻に涙をためた。
その結果、安定剤を大量に服用するODに至った。
初田の目には、皐月がリナに依存しすぎているように見えた。
五十八という年齢の割に、自分がないというか頼りない。
アリスは腕組みしたまま、冷ややかな目で母親を見据えている。
「お母さん、忙しいと理由をつけて、なんでもかんでもリナさん任せにしてはいけません。リナさんにはリナさんの人生を歩む権利があるのです。親なら自分で考えて、アリスさんと向き合ってください」
「な、なんでそんなこと言われなきゃならないのよ。反抗して迷惑をかけてばかりのアリスより、リナちゃんを可愛く思って大切にするのは悪いことなの?」
「限度というものがあります。例えばリナさんが結婚して家を出た後、自分の家庭を持った後にもずっとそうやってリナさんによりかかるつもりですか?」
皐月は迷子になった幼子のような顔で目尻に涙をためた。



